マイナンバーカードの暗証番号(パスワード)を忘れてしまった場合の確認方法と再発行手順をまとめました。
9月から開始予定の『マイナポイント』制度のため、マイナンバーとキャッシュレス決済の紐付け(登録)が必要ですが、マイナポイント登録にはマイナンバーカードの暗証番号が必要になりました。
マイナポイント登録時に「公的個人認証サービス利用者証明用パスワード(数字4桁)を入力してください。」と表示されます。
マイナンバーカードの発行時に暗証番号(パスワード)を設定しているはずですが、運用開始から3年が過ぎ、暗証番号を覚えている方は少数派だと思います。
私もすっかり忘れてしまいました。
しかもマイナポイント登録時、3回入力ミスするとロックされてしまうという。
マイナンバーカードがロックされたり、暗証番号を忘れてしまった方の参考になれば幸いです。
(まとめ)
- マイナンバーカードの暗証番号(パスワード)を忘れた、もしくはロックされたら居住地の役所(役場)へGO
- 本人が行けば手続きは簡単。即日再発行(再設定)可能
目次
マイナンバーカードの暗証番号(パスワード)の確認方法と再発行手順
マイナンバーカードの暗証番号の確認方法
残念ながら一度設定した暗証番号(パスワード)を確認する方法はありません。
この場合、再発行(再設定)となります。
マイナンバーカードの暗証番号の再発行(再設定)手順
居住している市町村の役所(役場)の窓口にて手続きを行います。
窓口は市民課もしくは市民生活課などという名称が一般的でしょうか。
担当窓口がどこなのかは役所(役場)のインフォメーションで確認しましょう。
①本人が手続きをする場合
必要書類を担当窓口に持参すれば即日設定OK。
【必要書類】
- マイナンバーカード
- 本人確認書類(マイナンバーカードは除く)
本人確認書類として運転免許証もしくはパスポートでOK。
役所/役場によっては本人確認書類をマイナンバーカードで代用するところもあるようです。
②家族(法定代理人)が手続きをする場合
必要書類を担当窓口に持参すれば即日設定OK。
【必要書類】
- 本人のマイナンバーカード
- 本人の本人確認書類(マイナンバーカードは除く)
- 法定代理人の本人確認書類
- 代理権の確認書類(戸籍謄本など)
③知人(任意代理人)が手続きをする場合
手順がややこしくなります。
即日設定はできず、郵送による文書紹介手続きが必要になります。
【手順】
- 必要書類を持参し、暗証番号初期化の申請の手続きを行う。
- 申請した本人の住民票の住所へ「照会書」が郵送される。
- 照会書にある「回答書」および「委任状」の欄を、申請者本人が記入し、文書照会用封筒に封入した上で、申請時と同じ窓口に持参する。
【必要書類】
- マイナンバーカード
- 本人の本人確認書類(マイナンバーカードは除く)
- 任意代理人の本人確認書類2点(顔写真付き+1点)
任意代理人の本人確認書類として運転免許証もしくはパスポートに、健康保険証を持参すればOK。
市町村によって異なることがあるので確認しましょう。
以下、参考ページ。
マイナンバーカードの暗証番号の種類について
マイナンバーカードの暗証番号には4種類あります。
そのうちマイナンバーカードの暗証番号は『利用者証明用電子証明書暗証番号』になります。
以下、それぞれの名称とが概要になります。
①署名用電子証明書暗証番号(英数字6文字以上16文字以下)
インターネット等で行う電子申請(e-Tax等)や民間オンライン取引(オンラインバンキング等)の登録などで利用します。
②利用者証明用電子証明書暗証番号(数字4桁)
住民票等の証明書のコンビニ交付サービスやマイナポータルへのログインなどで利用します(マイナポイントはこの暗証番号ですね)。
③住民基本台帳用暗証番号(数字4桁)
引っ越し等に伴うカード券面情報書換えにおけるカード認証用として、また住民票の広域交付サービス等の本人確認用の暗証番号として使用します。
④券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)
券面の情報をテキストデータとして書き出すための暗証番号(申請書作成サービスなど)として使用します。
おわりに
役所もしくは役場に本人が手続きに行けば案外簡単に暗証番号を再発行(再設定)することができます。
暗証番号(パスワード)を忘れていたり、ロックされても安心です。
暗証番号を断片的にでも覚えている方はまずはロックを覚悟で思いつく4桁の数字を入力してみましょう。