アパートの一室をキッチンパネル(アイカセラール)でDIY施工しました。
この記事ではキッチンパネル貼り付けの一連の流れとDIYで気づいた注意点やコツ、失敗したことをまとめています。
今回、初めてキッチンパネル施工にチャレンジしましたが、結構大変です。
気合を入れて臨みましたが残念ながら失敗だらけ。反省。。。
これからキッチンパネル(アイカセラール)をDIY施工する方の参考になれば幸いです。
目次
キッチンパネル施工ビフォーアフター
パネルの他に壁クロスや流し台本体も交換したのでだいぶ印象が明るく変わりました。
薄いピンク色のパネルを使用したのですが、思ったよりも白い感じ。
キッチンパネルDIYに準備したもの
【材料】
キッチンパネル(アイカ工業セラール):3×8サイズ2枚(約18,000円)
専用接着剤(SE-1):4本(約3,000円)
専用仮止めテープ:4本(約3,000円)
ジョイナー各種:(約7,000円)
マスキングテープ:約300円
コーキング剤:約300円
材料費合計:約31,600円
【道具類】
プラスチックカッター:約500円
コーキングガン:約300円
メジャー:手持ち物を利用
ホールソー:約900円
丸ノコ:約10,000円
カンナ:手持ち物を利用
軍手:手持ち物を利用
マルチツール:約25,000円
ディスクグラインダー:手持ち物を利用
新規で買った道具類が約36,700円!材料費よりもかかってる^^;
キッチンパネルDIY施工の様子と失敗箇所
手順の概略
- 水道管のルート作成
- コンセント類外し
- タイル面の清掃
- 不陸個所の調整
- パネルのカット
- ジョイナーのカット
- 仮止めテープの貼り付け
- 接着剤の塗布
- パネルの貼り付け
作業前の様子↓
写真ではわかりづらいのですが、タイルの目地が黒くなっていて、かつ所々タイルが割れています。
パネル施工できれいになるんだろうな~と夢を見てDIY施工にチャレンジです。
まず最初に取り掛かったのは水道管のルート作成。
既設の水道管が鉄さびで酷いことになっていたので敷設し直すことにしました。
水道屋さんと協議の結果、新設する水道管を隠すにはコンクリートを少しはつる必要があるとのこと。
天吊り戸棚の下から水洗金具付近に至るルートを作成していきます↓
ダイヤモンドのブレードでひたすらカット。
細かいところはマルチツールを利用しました。
半日掛かりでルートが完成。日が暮れていました。涙
後日、水道屋さんが水道管を取り付けてくれました。
この水道管はパネルで隠れる予定です。
パネル施工がしやすいように既存の流し台を外しました。
すっきり^^
コンセント類も外していきます。
ガス栓についてはガス屋さんにお願いして外していただきました。
続いてタイル面の清掃。
マジックリンで油汚れをしっかり落としていきます。
コンロ回りビフォーアフター↓
タイル面がきれいになりました↓
いよいよパネルのカットです。
今回用意したパネルは2枚(アイカセラール)。
段ボールに丁寧に2枚1組で包まれていました。
段ボールを開けると施工説明書と注意書きがありました。
今回パネルのカットにはプラスチックカッターを用いました。
プラスチックカッターは普通のカッターと違って歯が立てるように取り付けてあります。
10回程度同じ箇所をカットする(というより削るに近いかも)と黄色い粉が出てきます。
裏面に向かって少し力を入れるとミシミシと繊維が切れる音がしてサクッと割れます。
パネルをカットするというよりも割っていくに近い感じです。
カットしたパネルを借り置きしてジョイナーをどのように取りつければいいのか考えました。
パネルとパネルの接する箇所には全てジョイナーを用いた方がきれい見えると思い、とにかくジョイナーを設置しました。
この考えはダメだったようで、施工後に後悔することになりました。
さて、パネルカットでも失敗がありました。
当初表面だけプラスチックカッターを入れていましたが、カットした箇所がギザギザになったり、平面方向に割れたりして、汚くなりました。
裏面もプラスチックカッターで数回カットした(削った)方がいいようです。
ギザギザ(バリ)取りはカンナを使用しました。
カッターでバリ取りするよりもカンナ掛けの方が楽。
あと、パネルとカットする(割る)際の注意点として、必ず軍手をした方がいいと思います。
素手で割ったらギザギザに割れて鋭利になったパネルの端で指先を切ってしまいました。
絆創膏を持っていなかったので、マスキングテープで巻いて傷口を塞ぎました。
さて、続いで水洗金具取付箇所の丸穴のカットです。
今回ホールソーを使用しました。
何枚もの刃がセットになっているので、必要なサイズを取り出して装着。
インパクトドライバーにセットして回転させればきれいな穴が開きます。
コンセントの設置個所については四隅にドリルで穴を開けてマルチツールでカットしました。
施工説明書によれば四隅に開ける穴は径12mm以上のドリルを用いた方がよいとのこと。
カット後のバリやカケがクラックの原因になるそうです。
パネルのカットが完了。サイズをチェックしながら割付位置を微調整しました。
カットした枚数が多かったので、腕がだるくなってしまいました(翌日筋肉痛しました^^;)。
さて、今度は貼り付けです。
貼り付けには仮止めテープと専用接着剤(SE-01)を使用していきます。
説明を忘れていましたが、タイルの割れた箇所はセラールの端材やタイルの欠片で不陸調整しています。
かなり適当な不陸調整^^;
仮止めテープを貼り付けて、接着剤を塗布。
コンセント周りも丁寧に仮止めテープを貼り付けていきます。
パネルを貼り付けたら失敗した様子↓
天吊り戸棚と隙間ができてしまいました。
ジョイナーを上に寄せて何とが隙間を目立たなくしました。
他の面も同じように仮止めテープからの専用接着剤(SE-1)塗布でパネルを貼り付けていきます。
ついに貼り付け完了!
まだ表面に養生フィルムが貼ったままですが、雰囲気が少し明るくなりました^^
しかし、よく見ると失敗箇所が!
ジョイナーのつなぎ目にすき間ができていたり、ジョイナーを無駄に多用したため、ごちゃごちゃ感が出てしまいました。
すき間はコーキング剤で埋めて見栄えをよくしました。
ジョイナーはアルミ製のためカットが難しく、きちんと予定した寸法通りにカットができなかったことが、すき間発生の原因と思われます。
素人には難しい作業です。
ジョイナーはできるだけ少なくした方が素人施工にはいいかもしれません。
養生フィルムをはがして完成!!
かかった日数
合計:3日
- 材料準備等・・・半日
- 水道管ルート作成(コンクリはつり)・・・半日
- パネルカット・・・1日
- 貼り付け・・・半日
キッチンパネルDIYの注意点とコツ
パネルカット時は手袋着用必須です
プラスチックカッターを持ちいてパネルをカットする場合、カッターで刻みを入れた後にパネルを曲げて割るようにカットします。
その際、割れた箇所は非常に鋭利で、ナイフのようになっており、そこに指で触れると指を切ってしまいます。
案の定、私はやらかしてしまいました。
カット2回目で指先を少し切ってしまい、絆創膏(マスキングテープ^^;)のお世話になりました。
バリ取り
セラールキッチンパネルをプラスチックカッターでカットした場合、どうしてもバリが出来てしまいます。
バリは放っておくと指を切ったり、貼り付けた際に寸法が合わなかったりと悪さをします。
今回、バリ取りにカンナを使いました。
ヤスリがけするよりも短時間でバリ取りができ、時間短縮になりました。
パネルの微調整は接着剤の上で
パネルを一度貼り付けると貼り直しがききません。
では一発貼る場所を決めなければならいか、というとそういうわけもなく、ちょっとしたコツで微調整可能です。
パネルを所定の場所に貼り付けた際、最初にパネルが触れるのは接着剤です。次に触れるのは仮留めテープ。
この仮留めテープが強力。
なので、パネルを貼り付ける要領は、
- 所定の場所に軽く貼り付ける(接着剤の上に載せておくイメージ)
- パネルの端部を貼り付け面に対して平行に滑らすように微調整
- ぴったりの位置にきたら仮留めテープ貼り付け箇所を圧着
しかしパネルは重量があるのでついつい押し付けてしまいます。
また、仮留めテープに接着するまでは重力で下がってきます。
それで今回何回か失敗ました^^;
最後に
今回、セラールキッチンパネルをDIYにて貼り付けてみました。
想像以上に大変です。
まず割り付けが大変。
施工した箇所が微妙に不定形で四角形でパネルを施工できればよかったのですが、
場所によっては台形であったり、平行四辺形であったりしました。
次にカットも大変でした。
プラスチックカッターを使えば簡単に切れると思いましたが、同じ箇所を何度もなぞる必要があり、また少々押し付ける必要もあり、右腕が疲れてしまいました。
カットする枚数が多い場合は大変です。
試しに端部の数ミリの調整を丸ノコを使ってみましたが非常に楽でした。
次回同様の施工をする際は丸ノコを利用します。
最も悩んだのが角の処理。
窓枠の部分をどうすればいいのか悩みました。適当にジョイナーを組み合わせて用いて貼り付けましたが、うまくはいかず、仕上がりがイマイチでした。
そうは言っても初めてチャレンジしたキッチンパネル施工。
元の状態に比べれは格段にきれいになったのでやってよかったと思います。
ただ、DIYでやるには難度がかなり高いかな~と思います(楽しみもありますが^^)。
今回の失敗談がこの記事を読んだ方の参考になれば幸いですm(_ _)m